浅見 美奈子

自律神経を整えよう!背中を中心としたストレッチ【動画あり】

今回は自律神経についてお伝えしようと思います。

自律神経は、すべての内臓、全身の血管や分泌腺を支配しています。

この神経は私たちの意思とは関係なく独立して働いているので、内臓や血管を私たちの意思で自由に動かす事は出来ません。

意識しなくても呼吸をしたり、食べたものを消化するため胃を動かしたり、体温を維持するため汗をかいたりするのは、自律神経があるからです。

つまり、心臓の動き、血圧、食べ物の消化、体温の調節など、生命を維持するうえで重要な体の機能をコントロールしている神経です。

自律神経には、交感神経(起きている時の神経・緊張している時の神経)と副交感神経(寝ている時の神経・リラックスしている時の神経)があります。

それぞれの神経は出所が違います。

交感神経は、胸椎(正確には胸髄)の1番から腰椎(腰髄)の2番まで。副交感神経は脳幹と 仙骨(仙髄)の2.3.4番。

要するに、交感神経は背中全体副交感神経は頭部と骨盤が影響してしまいます。

どちらも体幹部にあたります。それぞれの場所に負担が強くかかってしまいますと、そこにある神経が刺激を受けて過剰な働きをしてしまったり、正常な働きができなくなってしまいます。

その結果、交感神経の信号が強すぎてしまうと、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりします。脳を含めて身体全体が緊張してしまうんです。

反対に副交感神経が負担を受けると、寝起きが悪かったり起きても疲れが取れないので、日中もだるさを感じ続けてしまいます。常に疲れた印象になります。

本来、日中は交感神経が活発になって副交感神経の働きが低下します。そのため目が覚めて心身が緊張してアクティブになるのです。

昼食を食べた後や運動した後に眠くなったりしませんか?このとき、日中でも副交感神経に切り替わっているのです。もちろん日中ですから、少し昼寝をしたり軽く休息をとるでけでスッキリと交感神経にシフトチェンジします。

夜、寝るときになると今度は交感神経が鎮まり、代わりに副交感神経が活発になります。その結果、心身がリラックスして眠りにつく。

このメリハリこそが本来の自律神経の働きです。

自律神経を正常に機能させるためには、背骨をいたわり、身体全体で骨組みを整えましょう!

姿勢を作り出す抗重力筋が弱くなると背骨は前に丸くなってしまうモーメントが起きます。

なので、カラダは背骨の内側が伸びると気持ちよく感じるのです。また、背骨の内側には、神経系の出入り口や主役級の動脈・静脈・リンパ管が存在しています。

そのため、グーっと背伸びをして一気に緩めるストレッチを何度か繰り返すと、全身の筋肉のポンプ効果により血液循環が良くなり固まった筋肉がほぐれてきます

無意識に、疲れたときに背伸びをしたりツイストしたりしたことはありませんか?これこそが、固まった筋肉をほぐし血行をよくして疲れすぎた交感神経をなだめている動作です。

背中にクッションなどを置き、背骨全体(頭部からお尻まで)が一つのアーチになるように寝てみてください

背骨がリラックスできて気持ちイイですよ(^-^)

そんなに時間がかからないので、朝と寝る前にちょとだけいつも酷使している背骨に贅沢なひとときを…。

背骨・肩甲骨をしなやかにする体幹部のストレッチをご紹介します。下のYoutubeリンクをクリックしてみて下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=fhdue4E0yYs

これからも、どんどんトレーニング・ストレッチ動画を追加していくので、是非、Youtubeのチャンネル登録してくださいね!

それでは、また次回!

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